今日は、水槽の掃除屋さんとして働いてくれるヒメタニシのお話です。

メダカ水槽での水槽の掃除屋さんといったら、レッドラムズホーンやピンクラムズホーンといった貝類やヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、ドジョウあたりでしょうか?あ、スネール君も一応掃除屋ですね。

ですが、それらの掃除屋さんは苔等は食べてくれますが結局糞尿で水質を悪化させます。

苔も食べてくれた上に水質まで改善してくれる夢のような存在!それがヒメタニシです。たぶん、植物のように水質を浄化してくれる唯一の貝なのではないでしょうか?

ヒメタニシとは

日本の本州から九州に住む殻高3cm位になる水田や用水路、沼池などに住むタニシの一種です。

卵胎生で卵を産むことはなく、親固体から同じ形の稚貝が生まれます。

また、殻の出口を完全にふさぐ蓋をもっています。

卵胎生であるため、水槽のいたるところに卵を産み付けられ爆殖という可能性もなく、安心です。

水温は5度~30度位までと、メダカやミナミヌマエビと同じ環境で生きていきます。

水質も弱酸性~弱アルカリ性とメダカやミナミヌマエビと同じ環境で飼育できます。

水温や水質に対する適応能力も高く、丈夫で飼い易い貝です。

注意点として、強い光量を必要とするので十分な光を与えてください。

屋外飼育がお勧めです。

繁殖は、夏の期間におこなわれ、一度に30匹位の稚貝を生みます。

繁殖は、雄と雌の固体がいて、ペアで飼うことで容易に繁殖できます。

また、雌は、一度交尾すると雄無しでも稚貝を生むようで、精子のストック性能があるのかもしれません。

ヒメタニシの能力

普通の貝類やエビ類は水槽内の苔等を食べてくれますが、自らの糞等により水質を汚します。

ですが、ヒメタニシは、苔類を食べてくれる上に、自らの糞から栄養塩という水質悪化養分を出しません。

今、水質浄化の観点から一番注目されている貝なんです。

  • 貝類 苔等を食べ水槽を掃除してくれるが、糞等により、水質悪化
  • エビ類 苔等を食べ水槽を掃除してくれるが、糞等により、水質悪化
  • ヒメタニシ 苔等を食べてくれて、水質も浄化

というように、他の貝類やエビ類も苔取りや底砂の掃除はしてくれますが自分自身の糞尿で水質を悪化させます。

ヒメタニシは、水質まで浄化できる唯一の貝なんです。

グリーンウォーター等のプランクトンの多い水槽では、繁殖が盛んになる傾向があるので、間引きが頻繁に必要かもしれません。(グリーンウォーターに入れると、浄化作用で透明水になってしまうので、グリーンウォーター飼育の場合、注意してください。)

上の理由で、グリーンウォーターの水で飼育すると、ヒメタニシを効率よく繁殖させることが出来ます。

ほったらかし型の屋外水槽の水が透通っている場合、ヒメタニシが入っている可能性が大きいというくらい、水質浄化には効果のある貝です。

ヒメタニシの弱点

大き目の貝なので、餌になる苔類を食べつくしてしまい、餓死という可能性もあります。

というか、小さい水槽の場合、そうなる可能性が大きいです。

小さい水槽に多数のヒメタニシを入れるのは避けましょう。

掃除屋さんではありますが、植物性の餌を与えなければならなくなる可能性も大きいです。

体が大きいので、長く伸びる系の水草の苔は食べられません。

そちらはミナミヌマエビに任せる等の使い分けがいいと思います。

そして、メダカやミナミヌマエビとの相性も抜群です。

メダカ・ミナミヌマエビ・ヒメタニシに水草で、完璧なビオトープを作ってみませんか?