メダカは、日本最小の淡水魚で、北海道を除く全国各地に生息していました。
ダツ目→メダカ科→メダカ属の淡水魚です。
生息域は淡水から汽水です。
汽水(キスイ)とは、川と海の合流点のように、淡水と海水が混ざった水です。
水温に対する適応性も高く、0度から40度まで耐えるといいます。
水面の凍った水の中や、真夏のお湯の様な水たまりでも耐えます。
丈夫さは折り紙つきで、生命力も強い魚です。
日本古来のメダカは、ニホンメダカ(クロメダカ)です。
黒メダカの突然変異種として生まれ、長く愛されてきたのがヒメダカになります。
他のメダカ達は、ほぼ、人工的な改良?種です。
また、現在販売されているクロメダカの天然かどうかは疑問が残ります。
自然界のメダカと四季
春
寒い冬を冬眠して過ごしたメダカが行動を始め産卵の準備を始めます。
メダカは水温5度以上になると活動を始めます。
餌を求めて泳ぎ回りながら、体力を回復させます。
水温が18度を超えると、繁殖行動に移ります。
夏
水温も25度を超える日が続き、産卵ラッシュとなります。
メダカの行動が一番活発な時期です。
秋
元気だったメダカ達も徐々に水温が下がってくると、活動が鈍くなります。
また、冬の冬眠に備える時期でもあります。
冬
水温が10度を下回るころからあまり活動しなくなります。
水温が5度を下回ると、メダカ達は冬眠に入ります。
水槽飼育のメダカの四季
水槽内でのメダカについては、四季よりも水温を重視です。
ここでは、ヒーターで水温を管理していない水槽の例を書きます。
春の水槽
水温が10度を超え、メダカの動きも活発になってきました。
餌は一日2回あげるようにしましょう。
また、この頃から、水替えを開始しましょう。
気温が18度を超えた頃から、メダカの繁殖活動が活発になります。
気温の変化が激しい時期なので、白点病等に注意。
夏の水槽
水温も、25度超えの日が続き、産卵ラッシュの時期です。
永遠にメダカを飼い続ける為にも、キッチリ稚魚を育てましょう。
水替えを一番頻繁にしなくてはいけない時期です。
水質の悪化に注意してください。
秋の水槽
活発だったメダカ達も、だんだん動きが鈍くなってきます。
徐々に餌の量も減らしましょう。
水温の変化が激しく、白点病等に注意。
水温10度近くを確認し、最後の水替えを行いましょう。
冬の水槽
水温も10度を切り、メダカ達もおとなしくなってきます。
餌を与えるのを止めましょう。
この時期は、水替えも要りません。
水温5度を切るとメダカ達は冬眠に入り、動かなくなります。
*室内水槽の場合、水温が下がらずメダカが活動している場合があります。
その場合は、少な目の餌を与えましょう。
水替えは、必要無いでしょう。