ペット屋さんやホームセンターで見かけるメダカ用の小さい水槽。
中には、水量1リッターにも満たない物もあります。
小さくて、何とも可愛い容器で、部屋のワンポイントに置きたくなりますよね。
ですが、メダカ飼育には、メダカ一匹に対して水1リットル以上必要・・・
それでも、小さい水槽でもメダカが飼いたい人のために考えてみました。
基本、メダカは丈夫で乱暴な飼育にも耐えられる強さを持った魚です。
そして、日本最小の淡水魚ですので、小さい容器で飼いたくなります。
ここからは、小さな入れ物として、容器と言いますね。
メダカを飼うための基本スペック
- メダカ一匹に対して必要な水量は1リットル以上
- メダカは深さよりも、水面面積の広さが大切
- 水質安定のためのバクテリアの定着場所の確保
- メダカの健康に十分な光量の確保
以上を踏まえて、小さい容器で飼うための方法を考えましょう。
水量1リッター以下の容器で飼う場合
絶対的に水量が少ないので、本来はメダカ一匹になります。
ですが、メダカ一匹というのは考えにくいので、2匹飼いましょう。
1リッターの水に2匹は多いだろー!という声が聞こえてきそうです。
ですが、やはり、2匹は飼いたいですよね。
少ない水量という事でもう、十分に無理をしています。
ここは、オスメス2匹行っちゃいましょう。
ただし、間口が広めの水槽が良いです。
メダカに必要な酸素は、空気との接地面から水中に溶け込みます。
間口の広い容器で、エアレーションとフィルターは使用せずに、直射日光の当たらない明るい場所での飼育限定ですね。
少ない水量の容器でのエアレーションやフィルターでの循環は、水流が強すぎメダカが弱ってしまうので逆効果になります。
水替えは夏場は毎日、コップ一杯分位入れ替えて下さい。
冬場は、水温10度を切ってきたら水替えは要りません。
餌はほんの少量(30秒位で食べ切ってしまう量)を与えて下さい。
メダカ飼育の失敗のほとんどが、餌の与え過ぎです。
少量でいいので砂利は入れてあげましょう。
最下部のバケツの章必読
水量2リッター以上の容器で飼う場合
2リッターの水量という事で、大威張りでメダカが飼えますね。(^^;
というのは嘘ですが・・・
メダカはオスメスの2匹飼うとして、きちんと砂利を入れ水草も入れましょう。
水深があるならアナカリス、浅い容器ならウィローモスがお勧めです。
水替えと給餌は、1リッター以下の水槽と同じです。
最下部のバケツの章必読
メダカ飼育にバケツという考え方
メダカを飼うのは、どんな容器でも大丈夫という話はよく聞きますよね。
そこで、
100円ショップでもよく売っているプラスチックの10リットルバケツの登場。
これでメダカを飼育しちゃいましょう。
本当は、発泡スチロールの箱やプラスチックのケース等面積のあるものが良いのですが、置き場所が無い場合が多いですよね。
その点、バケツなら取っ手もあるし移動も楽です。
日照時間帯に合わせた移動や自分の都合での移動も楽々!
メダカ飼育容器の設置場所に困っている人には、バケツは持って来いです。
メダカのバケツ飼育で用意するもの
- バケツ 10リッター容量のプラスチック物がよく安売りされてます。
- 砂利 大磯砂利一袋(重さ売りなら2K袋、容量売りなら2L袋)
- 投げ込み式フィルター 400円前後で売ってます。(別途ポンプが必要)
- 水草 アナカリスが丈夫、無ければマツモ!カボンバは実は難易度高い
- メダカ 10匹単位の纏め売りの物が安くてお勧め。
これだけのもので、場所も取らずに手軽に飼えます。
メダカバケツ飼育の纏め
ズバリ言います、小型の容器でメダカを飼うのは、コスト的にもメダカ達にも、かなりのリスクがあります。
バケツ飼育と小さい容器の併用なら、メダカ達の飼育がかなり楽になりますよ。
また、水草の管理は、伸びてきたら、ハサミでチョキチョキで良いのですが、その切った部分は、バケツに放り込んでおけば勝手に増殖してくれますよ。
*金魚藻系やウィローモスの場合は一度買えば再購入要らずです。